「はやぶさ」と「サッカー」、どちらも明るい話題だ。
「はやぶさ」は時間がかかったけど、また途中で沢山のトラブルに見舞われたけど、事前の備えと適切な対応で長旅を終え、小惑星イトカワのサンプルの入ったカプセルを相模原のJAXAまで届けた。約1m×約1.6m×約2m（質量510kg）と小さな体で、イオンエンジンという新しい技術を使い、これまでの片道旅行の惑星探査から往復旅行の「太陽系大航海時代（川口淳一郎プロジェクトマネージャー）」への道を拓いた。
プロジェクトチームはじめ関係者のみなさんの取り組みは大変なものであったに違いないが、他の分野でも参考にすることができ、また精神的にも自信や誇りを与え、明るく前向きな気持ちにしてくれるなどの影響は大きいだろう。
ワールドカップでは、日本代表がデンマークを3-1で破り、2大会ぶりの決勝トーナメント進出を果たした。始まる前の状態では、現在の盛り上がりを予測することは私には出来なかった。しかし、やればできるのだ。やはり結果を出すことは大切だ。またそれも挑戦したからの結果である。
「はやぶさ」も「サッカー」も、挑戦することやってみることはじめることがなければ結果も何もない、と言うことを感じさせてくれた。私たちはまだまだいろいろなことができるし、やらなければならないことが沢山ある。何でも良いわけではないし、周到な準備や継続して最後までやり遂げるための努力はもちろん大変なものだ。それでもやはり余計な遠慮だけは不要だとあらためて思う。
「私も頑張ろう」そう多くの人が思い、何かが変わる出来事であったと後から言えるようになれば良い、と私は思っている。
JAXA 宇宙航空研究開発機構 人工衛星・探査機 小惑星探査機「はやぶさ」（MUSES-C）
プロジェクトマネージャから
http://www.jaxa.jp/projects/sat/muses_c/manager_j.html
（H22.6.25）
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「はやぶさ」と「サッカー」
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