議会報告

「相模原市路上喫煙の防止に関する条例」審査について

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 3/6(火)、3/7(水)と二日間にわたって審議を行ってきました相模原市議会三月定例会総務委員会では、平成23年度補正予算や平成24年度当初予算を含む17本の条例と6本の陳情について、質疑・議論がありました。
 
 その中で、印象的だった議論を一つご紹介させて頂きます。
 それは、『議案第20号 相模原市路上喫煙の防止に関する条例について』の審議です。
質疑では、以下のような論点が出されました。
また委員会審査後にも様々なご意見を頂きました。
それらも含めてご紹介いたします。
<吸う人の視点から>
□、灰皿をきちんと置いて、煙草を吸う場所もきちんと確保してもらいたい。
□、煙草を吸うことで税金を払っている。
□、吸う人を悪い人のようにとらえる風潮(があるとしたら、それ)は良くない。
□、路上喫煙を取り締まると言うことは恥ずかしいことなので、科料をとるための指導員は目立たないように。
<吸わない人の視点から>
□、灰皿を置いてしまったら、そこに煙草を吸う人が集まってしまうので、なるべく置かないでほしい。
□、受動喫煙防止の取組とも連携するべき。
□、努力規定だからと言って、きちんと全市的に煙草を吸わない取り組みにしてもらいたい。
□、取り組みのアピールなのだから、指導員は目立つ格好で巡回をしてもらいたい。
この議論の後、市民の方から、「税金はほぼ全ての人がいろいろな形で払っている。わざわざ「税金を払っている。」なんて主張をするのは、煙草の話くらいのものだ」とのお話もうかがいました。なるほど、と思う面もありました。
私は、第4条にある、市民等の責務をやはり重く受け止めています。
この条例が可決され施行されれば、私たち相模原市民は、その代表である議会での議論を経て、「市民等は、路上喫煙をしないよう努め」よう、と決めた訳です。科料が課されなくても、きちんと手続きを踏んで決めたことを守って、相模原市のより良い暮らしを守り、作って行きたいと思います。
<参考>
第4条 (市民等及び事業者の責務)
市民等は、路上喫煙をしないよう努めるものとする。
2 市民等及び事業者は、市が実施する路上喫煙の防止に関する施策に協力するよう努めなければならない。
議案は以下からご覧いただけます。
議案第20号 相模原市路上喫煙の防止に関する条例について
http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/dbps_data/_material_/localhost/gikai/801000/pdf/h24_gian_1_47.pdf
※P97からです。
ネット中継の録画放映は以下からご覧いただけます。
http://www.gikaitv.net/dvl-sagamihara/index2.html
※3/6、3/7の総務委員会の審査の様子も録画放映でご覧いただけます。
皆さんは、いかがお考えでしょうか?ぜひとも、ご意見・ご感想をお聞かせください。
委員会での採決の結果は、賛成総員で可決するべきものとなりました。
最終的な判断は、3月26日の本会議で採決が行われます。

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