兵庫県の多可町では、夜9時以降(LINE・カカオトークなどの)SNSやりません運動をPTA,生徒会、学校、教育委員会が一体となって取り組むことが、2014年5月15日に決定しました。
また、愛知県刈谷市では、市内全21校の小中学校が保護者と連携し、午後9時以降スマートフォンや携帯電話を使わせない、という試みが2014年4月から始められています。
小中学校のスマホ使用は夜9時まで
相模原市でも取り組むべき課題と考えますが、いかがでしょうか?
こうした政策は可能でしょうか?
これらの取り組みの論点を整理します。
これまでの問題
1、LINEなどでは、連絡が来たらすぐに返事をしないと「いじめ」や「仲間外れ」の心配があり、生活の中心がLINEになったり、夜遅くまでやり取りをしてしまい、生活が乱れる。
2、結果としての集中力の欠如や不安定な精神状態による悪影響がある。
私の所管
1、子どもは本人だけでは問題を解決できない。学校、家庭の協力が必要。
2、必要なものであれば、隠れて勝手に使うのではなく、使い方の指導を学校と家庭で行う必要がある。
3、一人ひとりの子どもが背負い込まないように、学校と家庭で連携し、子どもも巻き込んで取り組む。
4、スマートフォン・携帯電話はどんな時にどうして必要なのかの議論は不十分である。
5、キャリアやLINEのサービスを提供している業者等との議論がない。
6、携帯・スマホ以外のタブレットや携帯ゲーム機についてはどうか?テレビやインターネットはどうか?の議論が必要。
7、行政や学校が家庭にどこまで踏み込むべきか?の議論が必要。
「携帯・スマホは午後9時まで」の取り組みは、経過を注視するだけでなく、積極的に議論して行くべきものだと思います。他のまちにも広がって行くと、議論も深まり、取り組みも進むと考えられますので、全国的な取り組みに発展するように期待しています。
皆さんは、どう思いますか?
<参考>
兵庫県多可郡多可町
http://www.takacho.jp/#
多可子どもタイムズ (多可町教育委員会発行)
http://takacho.tokyo.r-cms.jp/files/topics/5039_ext_01_0.pdf
愛知県刈谷市
https://www.city.kariya.lg.jp/
【政策の種】2014.8.13
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