ご報告
2014年11月19日(水)、相模原市議会は12月定例会議を開会し、議提議案第七号を賛成多数により可決しました。
その結果、相模原市議会の議員定数はこれまでの49人から各区1人減の46人となりました。
来年4月12日(日)投票の統一選挙は、緑区11人、中央区17人、南区18人の定数で行われることとなりました。
経過
これまで議会運営委員かいでは、議員定数の確認を求める声を受け、各会派からの意向の出し合いにより協議を続けてまいりました。
議会運営委員会では、新政クラブ、公明党、民主・新無所属の会、颯爽の会、の4会派が3減の46名を定数とする方向性で一致し、市民連合、共産党の2会派からは現状維持の意向が出されていました。10月31日の協議では、これ以上の歩み寄りが見られない状態となり、採決を求める声があり、この採決を行うかどうかについて採決を行ったところ、賛成多数となり、「議員定数を現行の49名から3減し46名とする」ことについて採決を行うこととなりました。その結果、新政クラブ、公明党、民主・新無所属の会、颯爽の会の4会派が賛成し、市民連合、共産党の2会派が反対し、賛成7、反対2、となり、議運での協議の結果としては「議員定数を現行の49名から3減し46名とする」ことに決しました。
今回の本会議での提案は、議運での採決の結果を受けたものです。
議案
議提議案第七号の内容は次のファイルをご参照ください。
※第八号と一緒になっています。相模原市議会HPより。
議提議案第七号
今回の提案者は、
折笠峰夫議員(新政クラブ)
小野沢耕一議員(新政クラブ)
寺田弘子議員(新政クラブ)
大崎秀治議員(公明党)
久保田浩孝議員(公明党)
鈴木秀成議員(民主・新無所属の会)
小田貴久議員(民主・新無所属の会)
森繁之議員(颯爽の会)
小池義和議員(颯爽の会)
市川圭議員(無所属)
臼井貴彦議員(無所属)
の11名でした。
本会議では、折笠峰夫議員より提案説明が行われました。
提案説明の内容は次の通りです。(阿部メモ)
ただいま議題となりました議員提出議案第7号相模原市議会議員定数及び各選挙区選出議員数に関する条例について、提案理由の説明を申し上げます。
本議案は、地方自治法及び公職選挙法の規定に基づき定められた、市議会議員の定数及び各選挙区において選挙すべき議員の数を改正いたしたく、提案するものであります。
相模原市議会議員の定数については、現在、49人となっておりますが、過日より議会運営委員会において、議員定数について協議を重ねてまいりました結果、最終的な結論として、議員定数を46人とすることが、賛成多数により決定しましたことを受け、賛成会派共同による議員提案となったものであります。
市民の関心が高い本市市議会議員の定数につきましては、来年4月に統一地方選挙を控え、現在の社会情勢等も考慮し、全国の自治体が財政改革に向けて努力をしている時に、われわれ市議会もその痛みを分かち合い、より効率的な議会運営の推進を目指し、定数を46人とすることは、意義深く、市民の望むところでもあると考え、提案にいたったものであります。
なお、各選挙区において選挙すべき議員の数については、議員定数46人を各区の人口に比例案分した結果、緑区11人、中央区17人、南区18人とするものであります。
本条例は、公布の日から施行し、条例施行の日以後、初めてその期日を告示される一般選挙から適用するものであります。
以上で提案理由の説明を終わらせていただきます。よろしく御議決くださいますようお願い申し上げます。
以上
質疑・討論・採決
議案の提案説明の後、藤井克彦議員(共産党)より質疑が行われました。
主な質疑の趣旨は以下の通りです。(阿部メモ)
1、もっと早い時期から議論を行うべきと考えるが、いかがか?
2、提案説明にあった、「効率的な議会運営」と議員定数の議論は別であると考えるが、いかがか?
3、歴史的経過からも、議員一人当たりの市民数党は増えてきているが、いかが考えるか?
質疑に対し、1問目には小野沢耕一議員(新政クラブ)より、2問目に対しては寺田弘子議員(新政クラブ)よりそれぞれ答弁が行われました。
質疑の後、討論が行われました。
1、宮下奉機議員(新政クラブ) 賛成討論
2、加藤明徳議員(公明党) 賛成討論
3、中村知成議員(民主・新無所属の会)賛成討論
4、藤井勝彦議員(共産党)反対討論
討論の後、採決が行われました。
賛成44 反対3
となり、賛成多数により議案第七号は可決されました。
採決にあたり、これまで議会運営委員会では反対していた市民連合3名は、賛成に回りました。
以上