日記 2009.2.28 土
【主な活動】質問準備、他
【詳細】
早朝より、三月議会の建設委員会質問準備。また、一般質問については、関連法令や他市の状況等情報収集を行った。項目はまだ実際の質問項目(3~5)に程遠く、10項目前後から絞りきれていない。どうしよう。。。
また、4月に発行される「ププレさがみはら」第二号の原稿確認など行った。
本日はあまり外には出かけず過ごした。
夜、1951年製作の映画「地球が静止する日」を妻と観た。
ちょっと前に、そのリメイク版(キアヌ・リーヴス主演)を妻が観に行っていたので、その元となった映画をぜひ観せようと思っていた。
映画の中では、宇宙の平和は惑星間を巡回するロボットによって守られている。ロボットは強力な力を持っているが、他の惑星に危害を加えるようなことがない限り攻撃してくることはない。
こうして平和を維持している遠い宇宙から、一人の宇宙人が地球にやってくる。
互いに争いを繰り返し、原爆を積んだロケットや宇宙船を飛ばすような技術を身につけた地球人に対し、平和のグループに参加し、破滅の道を避けるよう、わざわざ警告にやってきたのだ。
宇宙人は地球よりもはるかに進んだ技術をもっている。それでもわざわざ5ヶ月もかけて地球のためにやってきて、その地球人に2度も銃で撃たれ、後に自分たちの進んだ技術で生き返りはするが、2度目に撃たれたときには命まで落としてしまう。この宇宙人は、科学技術は進んでいるものの、決してスーパーマンやモンスターの類ではない。私たち生身の人間と同じく、実に弱い存在なのだ。
その弱い存在である宇宙人が、毅然とした態度で争いや暴力を否定し、命あるものの知性を信頼する精神の持ち主として描かれている。それゆえ、私たち地球人の粗暴さ未熟さが際立って見える。
しかし、私たち自身は崇高な理想や正義に対し、それをよきものと認め、心の中でそうありたいと願う。宇宙人がわざわざ地球までやってきて、その地球人たちに撃たれたりしながらも、それでも伝えようとしたものを、私たちは理解し共有したいと思う。
宇宙人は、警告を伝えるための間、いったん円盤を離れ、人々の間にとけ込み、貸し部屋の住人たちとともに暮らす。少しの間ではあったが、戦争で父親を亡くした母子と心の通った生活を送り、この母親は後に宇宙人を助けることになる。ここでのふれあいは、観ているものにとっても一番心安らぐ物語だ。宇宙人が求めていたもの、確かめたかったものは、実はここにあったのだ。普通の人々の暮らしの中で見つけた地球人の心を信頼し、宇宙人は去って行った。
私たちは、宇宙人の警告を聞くまでもなく、大切なものが何で、どうするべきなのか、その答えをすでに知っているのだ。
日記 2009.2.28 土
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