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本間としぞう前相模原市議会議員への政治インタビュー

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本間としぞう前相模原市議会議員への政治インタビュー

「政治とは何か?」を考えるため、関係者にインタビューを行っています。
今回は、前相模原市議会議員であり、私もご指導を頂いております本間俊三先生にお話を伺いました。
以下、そのまとめです。

--- 以下 ---

■本間先生の考える政治とは?
国や地域をひとつにまとめ、人々を指導してゆくことが政治の仕事。
と同時に、政治に求められることは、
その地域の人々、その自治体の人々の幸せを求め、実現してゆくこと。
それこそが政治の目的だと思う。

■本間先生の政治家としての理念は?
人々の幸福を実現すると言う最終的な目的を遂げられる人が本当の政治家といえる。
自分のことより、国・自治体・地域を優先して考えることができてこそ、政治家たりえる。

国益と地域利益の議論もあるが、これは相方のバランスが大切。
そもそも全体も個別の地域も相反するものではない。
競争するのではなく、ともに一体として進んでゆく考え・姿勢が必要。
一緒に車の両輪として回って行かないと、結局は国も地域も立ち行かない。
立ち行かなくなってしまっては、結局国民が不幸になるだけだ。
どちらか一方という考えは、そもそもおかしい。

自治体の中にも更に小さい地域がある。
神奈川県にも横浜があり、相模原があり、町も村もある。
全体と同時に地域も見る、それが出来る立場にいるのが地方議員だと思う。

自分としては、
県全体のことを見ながら、相模原の課題に取り組んで行きたい。
どちらか一方へ偏るようでは、政治家の資格がない。

■本間先生の具体的な政策 その1 -道州制の展開-
自分は前回の選挙の時から、行政改革の手段として道州制導入を唱えてきた。
前回出馬時では時期が早すぎたかもしれないが、現在は社会的な議論も高まってきている。
自分は、県会議員としても、県議会がなくなる方に賛成したいと考えている。

道州制を踏まえ、
これからは地方自治体同士で競争する都市間競争の時代になる。
政令市を目指す議論も始まっているが、政令市は県の存在が前提の制度。
道州制となれば、政令市自体の制度がなくなっているかもしれない。
そこでは、100万人規模で一つの基礎自治体が想定され、州の下に現在の政令市相当の単位自治体が置かれることになる。
相模原ももう少し規模を大きくして基礎自治体となるだろう。
相模原市は県下唯一の合併を経験し、もしかしたら次の合併にも取り組むようになっているかもしれない。
相模原市が現在の制度としての政令市を目指すことは、道州制の流れとも同じ方向性と思う。
ここで大切なことは、市民本意の議論を忘れないことだ。
市民不在の議論から良いものは生まれない。
政令市を目指す議論では、「そのことが市民にとってどう役に立つのか」「どう市民の幸せに貢献できるのか」という市民本意の視点から考えることを忘れてはならないと思っている。

■本間先生の具体的な政策 その2 -犯罪抑止力としての警察の活性化-
自分の政策テーマの基本は「安全」と「安心」について。

自分は「犯罪のない社会」の実現を目指し、現在取り組んでいる。
「なぜ県議会議員を目指すのか」という議論につながることだが、県でしかできないことに警察行政がある。
警察は対処療法的な取り組みとして犯罪捜査にあたっている。
一方で、犯罪を発生させない取り組みとして、市を中心とした予防活動がある。
自分は市議会議員での活動経験を活かし、両者の連携をはかりたい。

また、自分の問題意識として、「警察の検挙率が低すぎる」と考えている。
このことが新たな犯罪を誘発する呼び水となっていることは間違いない。
現在の警察行政は閉鎖的過ぎるし、「市民とともに活動する」という視点をもっと持つよう提言して行きたい。

特殊な事件や犯罪に対する専門性もあるが、捜査にあたっては市民の協力が不可欠である。
犯人を憎む気持ちや犯罪を発生させないという気持ちの共有が、犯罪発生に対する抑止力にもなる。

■本間先生の具体的な政策 その3 -教育の再興-
自分の取り組むべき大きな政策テーマとして「教育」についても考えている。
教育行政も県でなければ出来ないことだ。

私は、教育は学校だけで行うものではないと思っている。
教育は学校だけで行われるものではなく、「家庭での教育」も、「社会での教育」も、それぞれが大切だ。
特に若い保護者の皆さんには、家庭での教育、つまり「しつけ」についてもっと意識してもらいたいと考えている。
家庭での教育がおろそかであったところに、現在多発する事件・犯罪の原因がないとはいえないだろう。

具体的には、
昔は、年寄りが子どもに善悪を教え、昔語りを通して伝承されるものがあった。
そうして代々伝えられてきた、当たり前と思ってきた「物事を考える基準」が今は失われてしまっている。
そうしたものが若者の中にあるとすると、それはテレビ・漫画・ゲームから得たものであったりする。
昔で言う「しつけ」がなくなり、精神構造を作る大事な仕組みが崩壊してきている事こそ大きな問題だ。

私は長い目で見て、日本や地域を良くするためには、やはり人を育てる「教育の再興」は欠かせないことだと思う。
そのためには、「家庭での教育」「社会での教育」に焦点をあてた政策を提言し、実現して行きたい。

現代社会では、子どもを取り巻く危険な状況も多いが、
親も子どもを信頼し、子どもが自分で危険を避け生きる力を信頼し、大きな気持ちで子どもに接して欲しいと願っている。

■最後に すべての人へのメッセージ 
私は、皆さんにもっと政治に関心をもってもらいたいと思っている。
政治家にもっと目を向けて、厳しい目で見てもらいたい。
そうすることで政治家も育つし、そのことが結局は市民の利益にもなる。
少し無関心すぎるのではないか、と心配をしているくらいだ。
遠慮しなくてよいのだから、どんどん思ったことを口に出して、
一緒により良い社会を作って行きたいと思っている。
皆さんの積極的な「参加」を期待しています。

プロフィール
本間俊三(ほんまとしぞう)
昭和20年3月3日生まれ
山形県鶴岡市出身
家族:妻、1男、1女
前相模原市議会議員(平成7年~平成15年)
平成15年神奈川県議選出馬(惜敗)
HP:http://www5e.biglobe.ne.jp/~toshizo/
ブログ:http://blog.livedoor.jp/htoshizou/
メール:toshizo
u@khf.biglobe.ne.jp

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【主な活動】本間としぞう先生インタビュー、他
【詳細】議会報告(新聞)の準備。途中、地域の方の連絡多数。中には、今年4月の私の選挙事務所を地域の行事で使わせて欲しいが・・・、なんて相談も受ける。午後から夜にかけ、本間俊三事務所を尋ね、様々な課題についてご相談。また、その中で本間先生の思い等について、インタビューを行った。これは以前にも「政治とは何か?」を考えるためにインタビューを行わせてもらったのと同様の趣旨のもの。選挙戦を終えて3ヶ月ほど経過したところであらためて語ってもらったお話は、また味わい...

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