ふと思ったこと
~言葉を大切にする人は、自分を大切にする人である~
仲間と話をしていたときのこと。
「何ごともお互い様ですね」と何の気なく言った私の言葉に対し、
「そうよ~。あべちゃん。世の中何事もギブ・アンド・テイク、テイク」とある人が言った。
「テイク」の後に、もう一度「テイク」とつくところに、
何か言いようのないしぶとさというか、
善悪を超えた生命力のようなものを感じた。
昔、会社の友人が、
「人生は山あり谷あり谷あり谷ありだ」
などと言ってふざけていたのを思い出し、
言葉というものは随分と楽しいものだ、
と今更ながらに思った。
言葉を正しく使うということはもちろん忘れてはならない。
しかし、そのちょっとした言い方の妙で、
言葉は人を和ませるユーモアともなる。
一方で、ときに言葉は、
本人が意図するとしないとに関わらず、
ふとした拍子にその何処かに本音がひょいと顔を出したりもする。
言葉を大切にするということは、
つまりは自分の心を大切にするということなのだ。
正しい言葉を使うためには、
正しい心でいなければならないのだ。
そんなことを考えていると、
「嘘はつけない」とよく耳にする言葉が、
本当に正しいことだ、
と、私にはそう思えてきてならないのである。
お国の方のアベちゃんはどうでしょうか
美しい国、美しい心、美しい人
ウソはつけないもんですねー?