東日本大地震から1年が経過しました。復興は進まず、目の前に残されている課題は大きいままです。放射能、がれき処理、そして被災地の方々の生活を取り戻す取り組みも将来に向けてなかなか光が見えず、いまだに不安な心境が思いはかられます。この災害を見つめ直し、相模原からも復興に向けての更なる取り組みを進めなければならないとの思いでいます。
今回の震災では、原子力発電所が被災し、私たちのエネルギーに関する様々な点からの危機管理が問われました。産業構造や一人ひとりの生活のあり方まで考え直さなければならない所に来ています。しかし、議論はまだまだ十分とは言えません。
被災前からあった過疎化や地域コミュニティの希薄化、経済活性化策等の問題についても、あらためて取り組んで行かなければなりません。大きな悲劇を経験し、力強く議論を進めなければなりません。
私たちは、次なる災害にもこの教訓を生かし備えなければなりません。被災後の取り組みから、被災前にしなければならなかったことが分かって来ました。防げる被害を防ぎえなかったことには、本当に悔いが残ります。しかし、悲しみは決して消えませんが、この思いを胸に、悲劇を繰り返さないことが大切だと思います。
今ある課題にきちんと対応して行く。
この災害を決して忘れず、世代を超えて伝えて行く。
そして次の災害にきちんと備える。
平成24年の3月11日に、私はこんなことを考えました。
平成24年3月11日に考えました。
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