いちはやく
議員の立場で
生成AIの本質を見極め
将来のまちの姿や民主主義のあり方を模索し提言する
そのために
議員としての取組の中で
生成AIを研究し
活用できる部分は実践し
広く関係者を巻き込み
スピード感をもって
その実践を発信していく
それが
『サガミハラ生成AI実践計画2024』の取組です。
【はじめに】
早稲田大学マニフェスト研究所主催の「地方議会を変革する生成AI活用講座 ~地方議員がゼロから始めるChatGPT~」に参加し、それまで漠然と使っていた生成AIの可能性を再認識し、本格的に取組を開始しました。
【計画概要と目的】
『サガミハラ生成AI実践計画2024』は、行政の施策や取組、議会運営・議会改革、市民活動等について、相模原市議会議員阿部善博が、新しい生成AIの技術を実際に使用し、検証し、「こんなやり方も出来るんだ!」ということを分かりやすく提示して、生成AIの利活用を促すとともに、新しい時代と技術に見合った変革を後押しして行くための取組です。具体的に13のシナリオを作成し、実践しています。
【取組姿勢】
「とにかく生成AIを使い倒す!」そんな思いで、遠慮なくスピード重視で取り組んでいます。生成AIについては、市や市民に利用を呼び掛けるだけでなく、シナリオという形で実践の企画書を作成し、実際に生成AIを自ら使用し、それをブログ等で報告し、提言等に取りまとめます。そのことが更に広く生成AIの利活用を促す、という好循環を目指しています。生成AIの特徴の一つが、その技術革新のスピードにあります。利用者側も、これまでのように時間と労力を過剰にかけることなく、効率的に、実践重視、スピード重視で取組を進めます。
【具体的内容】
出来る限り自由な発想で生成AIに投げかけを行い、その中から実践できる部分を精査し、実際に取組を計画・実施し、その評価・検証結果もブログ等で公表しつつ、市政に関する取組は担当課に提言を行うなど、実際の利活用に向けた働きかけを行い、市民とともに実践できる取組は市民の方に参加を促し、取組を進めています。
具体的には、社会実験計画として、生成AIを実際に使ってその有効性を図ること、これまでやろうとしてもなかなかできなかった試みが生成AIの活用で効率よく少ない労力で実行可能となっていること、を実証することを目的に、生成AIを用いるだけで完結する取組や何人かの仲間と実施するものなど多岐にわたる内容について、計画と実践を行っています。
具体的には、
市役所・行政改革 編 4項目
シナリオ①、生成AIで「広報さがみはら」PR大作戦 ⇒ ブログ記事①、②、③、④、⑤ 提言書
シナリオ②、パブコメ参加促進
シナリオ③、条例検討会運営の質的改善と内容の深化
シナリオ④、総合的行政改革
議会運営・議会改革 編 4項目 ※生成AIによる項目洗い出しの経過
シナリオ⑤、議事録即時配信 速報版対応
シナリオ⑥、議会改革メニュー作成
シナリオ⑦、ファクトチェッカー(法令チェッカー)の作成
シナリオ⑧、総合的議会改革
市民協働 編 2項目
シナリオ⑨、自治会加入促進
シナリオ⑩、商店街活性化
民主主義 編 2項目
シナリオ⑪、電子投票シミュレーション
シナリオ⑫、主権者教育
シナリオ⑬、ローカル・マニフェストの推進
その他
実践の過程で自由に項目を追加して取り組みます。
以上のシナリオを作成し、公表しつつ実践を進めています。
※以上のシナリオは旧シナリオを改編して作成しました。旧シナリオ6項目はコチラから。
※議会での質問作成や情報収集、視察・勉強会実施等の当たり前の取組はシナリオとして掲げていません。 ⇒ これまでの取組
また、取組においては、ChatGPTのボット機能を活用し、『地方議会用語集BOT』を作成したり、議会活動における質問での利活用や、会派での研修会実施など、出来ることはいち早く実践し、利活用のすそ野を広げ、また、行政の話にとどまることなく、商店会や自治会などに協力してもらい、生成AIとともにある将来の姿を提示する取組等も行っています。
これらの一連の取組を、『サガミハラ生成AI実践計画2024』としてとりまとめ、公表しています。かつてホストコンピューターの時代にパソコンが登場し、インターネットが現れ、SNS、スマートフォン、タブレットと新技術が次々と登場する中、それぞれのステージで先駆的取組の実践者が現れ、やがてそれぞれがあたり前の社会となっていったように、生成AIが人々の中に溶け込んでいる社会をいち早くリードしたい、そんな思いで取組を進めています。
また、取組開始時には、生成AIにより、「市役所・行政改革」「議会運営・議会改革」のそれぞれのテーマで、生成AIに何が出来るか、何が有効か、の項目洗い出しを行い、参考としました。
計画プレ作業紹介 市役所・行革編
計画プレ作業紹介 議会運営・議会改革編
【使用する生成AI】
ChatGPT4o、Gemini、Claudeの3つの生成AIを主に使用しています。
【その他】
この計画は、「生成AIを使用した社会実験計画 シナリオ4つ」を改編したものです。
【これまでの取組】
2024年
◆8月6日 奥州市議会視察 テーマ:生成AI活用を含む議会改革と議会運営について(予定)
※視察団(相模原市)、受入先(奥州市)ともにペーパーレスでの視察を実施。
◆7月24日、25日 神戸市、大阪市視察 テーマ:生成AIを活用した全庁的取組について
◆7月8日 相模原市担当課に対し「生成AIで広報さがみはらPR大作戦」からの提言を提出 ブログ記事①、②、③、④、⑤ 提言書
◆7月3日 相模原市議会会派自由民主党相模原市議団にて『生成AI会派研修会』実施 講師:林 紀行(日本大学法学部教授)先生、西川 裕也(NTTアドバンステクノロジ(株)担当課長)先生 相模経済新聞記事(R6.7月20日号)
◆6月25日 会派萩生田康治議員が生成AIをテーマに一般質問 協力・助言 相模経済新聞記事(R6.7月1日号)
◆6月13日 相模原市議会建設委員会にて質問 生成AIを活用し、質問作成 ブログ記事①、②、③、④、⑤
◆4月28日 ChatGPTs『地方議会用語集BOT』を作成 ブログ記事
◆4月19日 地方議会を変革する生成AI活用講座 ~地方議員がゼロから始めるChatGPT~(早大マニフェスト研究所)参加 ブログ記事
以上